今日のBGM レミオロメン/スタンドバイミー

まだ少し聴いただけですが、ストリングスや鍵盤を大胆にも導入し、前作以上にバラエティに富んでいてスケール感がアップ♪ 「粉雪」等シングル3曲とCM2曲も収録されていて最高傑作間違いなし! といいたいところですが、ここは少し批判的な批評を少しばかり書こうと思います。 確かに前述したようにバンドとしてのポテンシャルも上がり、所謂「売れ線バンド」的な上昇気流に乗っている彼らでありヒット曲も多数収録してオリコンでも間違いなく1位を取りバカ売れすること必至でしょう。でも内容的には目新しいこともなく逆にメロディは(売れ線狙いで)単調になってきていてサウンドもきらびやかになった反面大味な感じが見て取れるし、みんなにウケようとして音の厚みが「薄く」なった気がします。 「売れることが悪」とは言いませんが、いいものを作ってその結果売れたなら構わないと思いますが、売れるためにいい作品を作ったのでは初めの姿勢が違いますし、作品の質も落ちるのではないかと思います。まあ彼らが意図してこのような作品を作った訳ではないと思いますが。 その点で彼らが多分この先ずっと比較されるであろうスピッツとの大きな違いではないでしょうか。悪い言い方になるかもしれませんが、個性がないようで個性そのもののスピッツと、個性があるようで何もないレミオロメン、この差は今後彼らが生き残っていくうえでの至上命題になるのでは? 正直レミオロメンより売れて欲しい(売れてもよい)アーティストはまだ自分が知っているだけでもごまんといます。今回の作品も家人のたっての希望で購入しました。この調子でいくと次のアルバムはおろかシングルも購入しないかもしれません。憎しみでいっているのではなく、昔からのファンの一人としていい作品、いいバンドになってもらいたく少し意地悪く書いてみました。また聴き込めば印象が変わるかもしれませんしね。 

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